ヌールが制服のきつさに気づいたときには、すでに九つの時差を越えていた。長距離路線の客室乗務員として十二年、体には静かに約14キロが積み重なっていた。がっつり食事に座ることは一度もない——それが不可解なところだった。体重は、ほとんど自覚のない百口の小さなつまみ食いから来ていた。
ギャレーはスナックの自動販売機
長距離便では、ギャレーは常に開いている。余ったロールパン、手つかずの乗客のデザート、誰かが持ってきた乗務員用チョコレート、サービスの合間のプレッツェルひとつかみ。どれも「食事」という感じはしなかった。大洋の上の静かな時間、手持ち無沙汰を埋めるための何かだった。
ヌールがつまむものを写真に撮り始めると——口に入れる前にさっと一枚——その集計にぞっとした。あの「たいしたことない」ひと口が、一つのローテーションで約800キロカロリーに達していた。食事ではない。つまみ食いだ。
どの日も同じ時刻には始まらない
彼女のシフトで一番きついのは飛ぶことではなく、体が今何時なのか決してわからないことだった。ある国で朝食、機内で夕食、ミニバー以外は何も開いていないホテルで午前3時の食欲。
「時間どおり」に食べようとするのはやめました。時間割なんてなかったんです。何をいつ食べたかを記録して、その日の合計だけを見ていました。
この転換が効いた。決して実現しない三度のきちんとした食事を追いかける代わりに、ヌールは一日のカロリー目標を追い、食べる時間はシフトの置いた場所に任せた。ギャレーで写真を撮るのは五秒。アプリがカロリーを見積もってくれるので、高度11,000メートルで計算する必要はなかった。
本当の試練はレイオーバー
見知らぬ街での休日はご褒美のはずで、ヌールは食べ物をご褒美まるごとに仕立てていた——朝食ビュッフェから屋台、遅い夕食までつまみ続けた。とらえ直しが助けになった。時差ぼけの退屈で一日中つまむのではなく、意図して選んだ本当においしい一食にする。
レイオーバー中に空腹だと感じていたものの多くが、実は脱水だったことにも気づいた。機内の空気は容赦なく乾いている。まず水を一杯、それから決める。
実際に変わったこと
- ギャレーでの写真記録。 五秒のスナップが、見えないつまみ食いを見えるようにした。
- 食事時間ではなく一日の合計。 いつ食べるかはシフトが決め、どれだけ食べるかは数字が決めた。
- レイオーバーごとに選んだ一食。 楽しみは残り、一日中のつまみ食いは去った。
- スナックの前に水。 高所での「空腹」の半分は喉の渇きだった。
約14キロが、およそ一年半かけて落ちていった——ゆっくりで、地味で、毎週時差が変わる仕事とも完全に両立した。ヌールはシフトを直したわけではない。誰にも直せない。彼女はただ、予測できないシフトを予測できない食事にすることをやめただけだ。
